That the wide diffusion of culture, and the education of humanity for justice and liberty and peace are indispensable to the dignity of man...
「FUKUOKA UNESCO」20号
1985年12月31日
「FUKUOKA UNESCO」20号 1985年刊行 B5版211頁 1,300円(送料込)
- 特集 ’84福岡国際シンポジウム 「― 国際化と教育 ―」
’84福岡国際シンポジウム
基調講演
“国際大学の理想と現実” 細谷千博氏(国際大学副学長、一橋大学名誉教授)
(内容紹介) |
国際大学とは |
研究活動の分野 |
教育面から |
国際人の養成 |
留学生について |
大学院大学としての特色 |
1年半の実験から |
英語の問題 |
立地条件からくる問題点 |
企業からの学生 |
国際人の理想像 |
問題のある国際社会での日本の態度 |
ユーモアのセンスに欠ける日本人 |
Aセッション
“大学生と国際理解 ― 日米学生の比較調査を通して ―”
José M de Vera 氏(上智大学教授)
翻訳:梅原宗敬氏
(内容紹介) |
アメリカ側・日本側の調査 |
調査結果の分析・結論 |
21世紀は相互依存の時代 |
アメリカにおける意識調査 |
上智大学の場合 |
21世紀へ向けての日本人の姿勢を問う |
“国際化と企業内教育” 久野 桂氏(経済団体連合会広報部長)
(内容紹介) |
1. 国際化の進展する日本 |
2. 国際化と国際人 |
3. 日本企業の国際化 |
4. 日本の教育と企業 |
5. 企業内国際教育の必要性 |
6. 企業の国際研修体制 |
企業の教育的役割 |
あらゆるレベルでの国際化状況 |
国際人とは |
企業の国際活動 |
企業における訓練と研修 |
企業内教育と学校教育に求められるもの |
学校教育に求められるもの |
国際化の中で |
“外国人留学生と大学の国際化” V. Carpenter 氏(弘前大学教養部助教授)
(内容紹介) |
はじめに |
1. 国際交流の場としての日本の大学 |
2. 日本の大学の外国人留学生 |
3. 日本の大学の外国人教員 |
アメリカの国際化の問題 |
留学生としての来日 |
日本の大学に見る外国人留学生 |
留学生にとっての日本語教育の問題点 |
現在のポストを得るについて |
終わりに |
“学校教育における内なる国際化” 田中 宏氏(愛知県立大学教授)
(内容紹介) | |
1. 国際化のもつ二つの側面 | |
2. 二つの出来事 | |
3. 「二つの名前」をもつ子供たちをめぐって | |
アジア留学生との出会いから | |
日本政府の外国人留学生への認識 | |
①外務省の例 | |
②文部省の場合 | |
在日朝鮮人子女の改名問題を考える | |
日本の公教育の中での在日外国人 | |
内なる国際化のために |
Bセッション
討議 テーマ “国際化と教育”
議長 | : | 池田数好氏(九州大学名誉教授) |
*ディスカッサント | : | 永井滋郎氏(広島大学教授) Christian P. Polak 氏(株式会社セリク取締役社長・中央大学講師) 渡辺茂太郎氏(出光興産株式会社取締役店主室長) Romano Vulpitta 氏(京都産業大学助教授) 上尾龍介氏(九州大学教授) 劉進慶氏(東京経済大学教授) 小林哲也氏(京都大学教授) 金東勲氏(龍谷大学教授) |
(討議の内容紹介) |
日本高等教育における国際意識 |
日本学生の国際意識調査から |
コーガン教授の8つの提案 |
教師自身が国際的な関心を |
留学生に対する日本人教師の問題点 |
学問研究上の国際化の必要性 |
出光の店主室教育 |
私心のない人間を |
真の日本人は国際人である |
美を愛することも |
楽しかった留学生生活 |
国際化と共に閉鎖的になっている |
国際化のための国民意識の欠如 |
国際意識とは何か |
アジア留学生の下宿探しから |
留学生会館について |
留学生の日本語教育センターを |
アジアからの留学生としての一経験 |
国際化という言葉を考える |
国際性になじまない日本人 |
大学の国際化とは |
国際的に尊敬される日本人へ |
海外帰国子女問題について |
帰国子女の関心事 |
帰国子女の受け入れについて |
受け入れ側の考えを変える |
多民族・多文化社会へ |
日本人観、日本社会観の転換を |
地球的な視野で |
学校教育における内なる国際化 |
違いを認め、尊重すること |
国際人権規約と世界人権宣言から |
民族教育への理解を |
教育に対する大学と企業の考えの違い |
マスメディア人の訓練から |
大学教育の国際化の難しさ |
近代化された鎖国時代 |
日本社会を斜めに見る |
公教育の中央集権化 |
企業の社内訓練と教育とは |
企業が学校教育に期待するもの |
教育は社会全体の問題 |
国際意識の欠如の例 |
国際化のために性差別を無くせ |
外国人の為の施設について |
留学生の立場からの日本 |
内なる国際化を考える |
日本人らしくない日本人に対する態度 |
歴史的な民族感情 |
日本人としての良さを広めよ |
地域に見合った国際化教育を |
国籍の問題を考える |
大学の閉鎖性の打破を |
大阪に見る国際化教育 |
ユネスコ憲章を生かして |
国際化に背を向けた日本 |
Cセッション
討議 第2部(質疑応答)
(質疑応答の内容紹介) |
ナショナリズムとインターナショナリズム |
日本の実情を知らぬ日本人留学生 |
外国人との対話に気後れする学生 |
時代の流れと受験勉強の後遺症 |
在外日本人学校のジレンマ |
帰国子女教育の重要性と対策 |
高校生の海外修学旅行の問題点 |
海外旅行に必要な教育上の配慮 |
経済国際化の進展と教育面の立ち遅れ |
企業多国籍化に伴う外国人社員の処遇 |
企業主導の国際化と国内諸方策の立ち遅れ |
日本の代表的な国際人 穂積五一先生 |
帰国「子女」という用語について |
国際教育は単一科目では無理 |
韓国名で登校できる環境づくりを |
教員採用の際の国際条項適用の実態 |
外国籍教員不採用の論理のあいまいさ |
外国人教師でも教壇での基本姿勢に変わりない |
外国人を国公立大学の教授に任用するに至った経緯 |
いわゆる「公権力の行使」説のあいまいさ |
西欧中心の国際化に対して |
外国の大学での取得単位の互換制度 |
東南アジアからの留学生受け入れに制度的難関 |
単位互換性は慎重を要する |
日本人の「閉鎖性」と思いあがり |
教育は人間どうしの触れ合いから |
名古屋の本名登校問題解決の経過 |
外国籍公立学校教員の受けるプレッシャー |
財政的基盤の充実が望まれる具体例 |
国際化教育すなわち「人間教育」 |
福岡県教育委員会への要望 |
21世紀を展望して |
日本人の閉鎖性について考える |
総括講演
“日本人にとっての国際化と教育” 永井道雄氏(国連大学学長特別顧問)
(内容紹介) |
危機的状況下の国際化 |
国際的なセキュリティーを考える |
国際経済の現状と行方 |
世界はマルチセンターの時代へ |
情報化社会の国際交流 |
漢字文化圏の将来 |
福澤諭吉の思想的背景 |
九州の若人に期待する |
学校教育とは何か |
テレビ座談会 ― 国際化と日本の教育 ―
〈出席者〉 *敬称略 |
池田数好、小林哲也、久野 桂 |
ホセ・デ・ベラ、V・カーペンター、クリスチャン・P・ポラック |
金東勲、(司会)斉藤 進 |
(内容紹介) |
’84福岡国際シンポジウムで、「国際化と教育」を取り上げた理由 |
外国人教員採用と大学の国際化 |
学校教育の中の国際性 |
留学生問題の諸相 |
国際性をはばむ日本人のメンタリティー |
国際性を育てる教育とは |
異文化との共存と接触点 |
外国文化の消化力 |
子どもたちに国際感覚を持たせるには |
地方の国際化と日本の可能性 |
“アメリカの脱退通告とユネスコ” 笠置正明氏(日本ユネスコ国内委員)
(内容紹介) | |
アメリカのユネスコ脱退通告への経緯 | |
アメリカの脱退通告の背景 | |
① ユネスコの政治化 | |
② 平和教育と軍縮問題 | |
③ ユネスコ機構の肥大化と官僚化 | |
ユネスコ内部の3グループ | |
なぜ、改革の手が打てなかったのか | |
西側のマスメディアと「マスメディア宣言」 | |
ユネスコの意思決定機関 | |
改善のための5つのワーキンググループ | |
広報部門のワーキング・グループの体験 | |
国際会議の現状 | |
ユネスコをめぐる状況 | |
西側のユネスコ報道 | |
人間臭いユネスコ内部 | |
ユネスコのPRはもっと分かりやすく |
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