「森鷗外とドイツ文学」(美留町義雄氏講演会)を終えて
北九州市で開催する福岡ユネスコ文化講演会は、2016年から翻訳文学についてシリーズ化して毎年開催しています.今年度はドイツ文学をテーマとし、北九州に軍医として勤務した経験をもつ、明治時代の文豪の一人森鷗外の翻訳文学について講演をしていただきました。
講師は、現在大東文化大学教授の美留町義雄(びるまち・よしお)さんにお願いしました。美留町さんのご専門は日独比較文学・文化研究で、森鷗外記念会常任理事も務めておられ、2017年にはNHKのラジオ講座で「鷗外の見たドイツ」の講師を受け持たれました。今回の講演のタイトルは「森鷗外とドイツ文学——読書、創作、そして翻訳」でした。