That the wide diffusion of culture, and the education of humanity for justice and liberty and peace are indispensable to the dignity of man...
「FUKUOKA UNESCO」19号
1984年12月31日
「FUKUOKA UNESCO」19号 1984年刊行 B5版142頁 1,300円(送料込)
- 特集 ’83福岡国際シンポジウム「都市の国際化」
シルクロード・二篇
’83福岡国際シンポジウム
総括講演
“国際化とは何か” 永井道雄氏(国連大学学長特別顧問)
(内容紹介) | |
九州人と明治維新 | |
森有礼の著書「エデュケーション・イン・ジャパン」より | |
近代日本国家の骨格をつくる | |
福沢諭吉の自由経済論 | |
大隈重信の新聞人・政党人育成 | |
熊本洋学校の流れ | |
廣瀬淡窓の咸宜園 | |
近隣諸国との近代化の問題 | |
現代の国際化の課題と展望 | |
日本は自由貿易国に | |
情報化社会をどう考えるか | |
自由経済か、社会主義経済か | |
第3次産業革命と新しい政治組織 | |
「ポスト・インダストリアル・ソサエティ」の4つのパターン | |
① | 自然環境 |
② | 文化的環境 |
③ | 大量消費者化の方向 |
④ | 堕落か、向上か |
地方化の方向と国際化 |
基調講演
“国際化と都市の変容” 磯崎 新氏(建築家)
(内容紹介) |
国際化した仕事場 |
番地に見る日本と西欧の町の仕組みの違い |
日本の番地の付け方 |
日本と西欧の建物と道路 |
都市のデザイン ― 街の中心点 |
アメリカ社会でのパーティーの機能 |
日本の住宅の特色と社会の仕組み |
アメリカにおける建築家依頼の一例 |
国際コンペについて |
都市の国際化を考える |
発表論文
“福岡都市圏経済の国際化” 戸畑良平氏(福岡銀行調査部長)
(内容紹介) |
かつて福岡(博多)は自由貿易都市であった |
福岡都市圏経済の国際化の現状 |
国際化の位置付け |
地場産業の振興と国際交流 |
アジア地域との交流を |
国際化はわが町のために |
“外国人の目に映った長崎”
ファン・デル・スロート氏(オランダ/元オランダ大使館一等書記官)
※日本語訳:武藤 潔氏
(内容紹介) |
長崎の起源とその4つの時代 |
ポルトガル時代 |
オランダ時代 |
国際時代 |
現代の文献 |
“国際化と都市像 ― 計画とデザインの国際化について ―”
A. A. スルタン氏(エジプト/建築家)
(内容紹介) |
都市化の発展 |
小さくなった世界 |
変化に対する把握能力の欠如 |
都市生活の問題点 |
都市生活の問題点の諸原因 |
都市的財貨(urban goods)の不在 |
「質」の定義の不在 |
ジレンマ |
整合性のない専門化 |
マクロ規模での把握力の不在 |
多角的=学際的研究方法 |
多角的学際的諸機関 |
優先順位の組み換え |
日本における都市生活 |
日本の都市集落における計画および建築上の問題点 |
保険のはたらきをする国際競技設計 |
三極方式-建主と建築家と請負業者 |
結びと若干の提案 |
“都市における国際化教育の可能性”
J.ボーハチェク氏(オーストリア/東京ドイツ文化センター・プログラムアシスタント)
(内容紹介) |
近代文明と都市の発展 |
国際化という言葉と教育を考える |
国際化の教育手段の一例 |
むすび |
“自治体に於ける国際姉妹都市提携の問題点”
幸島禮吉氏(国際親善都市連盟 前事務局長)
(内容紹介) |
都市とは国際的なものである |
国際交流を進める意識 |
姉妹都市を阻む三つの条件 |
国益を越えた人間同士の交流を |
討議
司会 | : | 三輪公忠氏(上智大学教授) |
報告者 | : | 光吉健次氏(九州大学教授) |
ディスカッサント | : | Phatai Sooksommai 氏(タイ/九州大学大学院生) |
発表者 | : | 上記4名の発表者 |
(討議の内容紹介) | |
Bセッションのまとめ・報告 | |
ゲート・シティとしての福岡 | |
日本の近代化を先導した長崎 | |
市庁建築と国際設計コンペ | |
三極方式には問題が残る | |
都市の国際化と教育の役割 | |
姉妹都市提携の基本的理念 | |
経済面から見た福岡の都市像 | |
国際化のあるべき姿は? | |
発表「外国人の目に映った長崎」について | |
国際化を考える | |
国際化のための心がまえ | |
J.ボーハチェクさんへのコメントから | |
フランス人の国際化意識 | |
外国人講師の願い | |
福岡市の姉妹都市交流事業の実例から | |
国際交流のための諸事業と諸施設 | |
国際交流への市民の理解・参加 | |
情報化する都市 | |
国際交流の「出島」的段階からの脱却 | |
「情報」「情報化都市」の正しい理解 | |
いろいろあるコンペのやり方 | |
姉妹都市事業促進に財政的援助を | |
自由討議を | |
姉妹都市事業への資金捻出の方策 | |
佐賀にできた「地球市民の会」 | |
再び「国際化」の意味を問う | |
地球上の責任者としての人間 | |
「国際化」とは人間相互の問題に帰する | |
「都市科学振興協会」の設立 | |
長崎県外海町の姉妹都市活動 | |
近隣諸国との為替レートの公示を | |
草の根の国際化 ― 留学生との接し方 | |
「国際化」における欧米派とアジア派 | |
国際交流のなかの女房役的仕事 |
シルクロード特集
“海上路としての陶磁の道” 三上次男氏(東京大学名誉教授)
(内容紹介) |
シルクロードとは ― その名の由来 ― |
シルクロードの調査 |
私の研究との関わり |
陶磁研究への動機 |
陶磁公益路としての海上の道 |
ローマ帝国時代からの東西交易 |
アラビア・インドとの交易 |
海上路の重要性 |
中国船の発達と羅針盤 |
中国陶磁の発達とその拡がり |
各地域に見られる中国陶磁 |
“文明の十字路 その歴史と文化のひろがり ― ガンダーラを中心として ―”
護 雅夫(東京大学名誉教授)
(内容紹介) | |
ガンダーラ美術成立の背景 | |
アケメネス朝 | |
アレキサンドロス大王の東征 | |
グレコ・バクトリア王国 | |
マウリア王朝のアショーカ王 | |
シルクロード | |
遊牧民族国家 | |
クシャン朝 | |
国際商業貿易路 | |
ガンダーラ美術の成立 | |
タリム盆地 | |
ヘレニズム・ギリシア・ローマ文化 | |
シルクロード史研究の意味 |
“今後の日中関係 ― 日中文化交流の過去と将来 ―”
譚汝謙 氏(香港中文大学歴史系高級講師)
(内容紹介) | |
はじめに | |
文化交流のさまざまなかたち | |
日中文化交流の実態 | |
A. | 日清戦争以前 |
B. | 日清戦争以後 |
日中文化交流の特色とその成因 | |
日中関係の将来 | |
日本への提言 |
“青木繁・坂本繁二郎・梅野満雄、管見 ― その知られざる未発表資料から ―”
竹藤 寛氏(福岡ユネスコ協会事務局長)
(内容紹介) |
1. 坂本のアトリエ建設と梅野 |
2. 幻と化した坂本・梅野編「青木繁画集」の出版計画 |
3. 坂本繁二郎の未発表文 ― 青樹舎の青木繁遺作展に寄せて ― |
〈資料7点を掲載〉 |
bulletin
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