That the wide diffusion of culture, and the education of humanity for justice and liberty and peace are indispensable to the dignity of man...
「メディアは、いま機能しているのか?」を終えて
2017年02月04日
福岡ユネスコ文化セミナー「メディアは、いま機能しているのか?-ジャーナリズムの再生をめざしてー」が1月29日に終了しました。
昨年12月の日露首脳会談でテレビのコメンテーターを務めるなどニュース番組とのかかわりも深い岩下明裕氏(北大・九大教授)のコーディネートのもとに、元朝日新聞記者の稲垣えみ子氏、TBSテレビ「報道特集」の金平茂紀氏、元琉球新報論説委員長で現在沖縄国際大学教授の前泊博盛氏、そして最後にメディア・アクティビストの津田大介氏が、体験や過去の映像に基づいてそれぞれのジャーナリズム論、メディア論を話されました。
その後2時間近い討議でも、現在の新聞、テレビ、ネットでのジャーナリズムが持つ様々な問題点が議論され、聴衆も興味を持って熱心に耳を傾ける中、5時間半が瞬く間に過ぎていきました。
メディアに関わる当事者が考えなければならないこと、読者や視聴者がジャーナリズムを支えるためにできることにも話が及びましたが、もっと議論しなければならないこと(メディアに対する市民の拒否反応など)も見えてきたセミナーでした。
BLOG
- 「アジアと国際秩序の現在、そして未来」(佐橋亮氏講演会)を終えて
- 「言葉は世界を変えられるか」(中島岳志氏、國分功一郎氏の講演と対話) を終えて
- 「江戸時代における長崎への画家遊学」(福岡ユネスコ・アジア文化講演会)を終えて
- 「森鷗外とドイツ文学」(美留町義雄氏講演会)を終えて
- 「往還する日・韓文化の現在」(伊東順子氏講演会)を終えて
- 「宗教・文化からみたロシアとウクライナ」(高橋沙奈美氏講演会)を終えて
- 「変わる中国、変わらない中国」(岸本美緒氏講演会)を終えて
- 「多文化共生とコミュニケーション・外国人との共生がコミュニティを豊かにする」を終えて
- 「ラテンアメリカ文学の魔力」(寺尾隆吉氏講演会)を終えて
- 「映画創作と自分革命」(石井岳龍氏講演会)を終えて
- 「大陸と日本人」(有馬学氏連続講演会)を終えて
- アジア文化講演会「生きる場所、集う場所」を終えて
- 「多文化共生を実現するために、私たちのできること」(オチャンテ・村井・ロサ・メルセデス氏講演会)を終えて
- 「『台湾』を読む」(垂水千恵氏講演会)を終えて
- 「コロナ危機以降のアジア経済」を終えて
- 「蘭学の九州」(大島明秀氏講演会)を終えて
- 「日本語を伝達ツールとして見直していく」(徳永あかね氏講演会)を終えて
- 「七つの文学作品で読む韓国社会の過去と現在」(きむ ふな氏講演会)を終えて
- 「琉球沖縄史を見る眼 〜なぜ『茶と琉球人』を書いたのか?」を終えて
- 「日本映画は中国でどのように愛されてきたのか」を終えて
- 「魯迅―松本清張―莫言 ミステリー / メタミステリーの系譜」を終えて
- 「対外関係から見た中国」を終えて
- 「「平成」とはどんな時代だったのか」を終えて
- 「北欧諸国はなぜ幸福なのか」を終えて
- 「人口減少社会 ― その可能性を考える」を終えて
- 「19世紀ロシア文学とその翻訳」を終えて
- 福岡ユネスコ・アジア文化講演会「アオザイ」を終えて
- アジアと出会う旅 ―ボクシング資料が切り拓く日本・フィリピン関係史を終えて
- 「日本(イルボン)発韓国映画の魅力を探る」を終えて
- 「アメリカをもっと深く知ってみる―なぜトランプが出てきたのか?」を終えて
- 「香港におけるアヴァンギャルド文化とその未来」を終えて
- 「文学の国フランスへのお誘い」を終えて
- 「英国のいま、そして日本は?」を終えて
- 「言葉でアジアを描く―現代文学とアジア」を終えて
- 「外国文学を読む。訳す。~柴田元幸氏による講演と朗読の夕べ~」を終えて
- 「メディアは、いま機能しているのか?」を終えて
- 「インドから見たアジアの未来」を終えて
- 「国境(ボーダー)が持つ可能性―日本と隣国の最前線を見る」を終えて
- 『ヘヴンズ ストーリー』のその先へ を終えて