That the wide diffusion of culture, and the education of humanity for justice and liberty and peace are indispensable to the dignity of man...
日韓メモリー・ウォーズ ―日本人は何を知らないか― を終えて
2016年04月01日
3月19日(土)に国際文化セミナー「日韓メモリー・ウォーズ ―日本人は何を知らないか―」を開催いたしました。
午前中は『帝国の慰安婦』の著者、朴裕河(パク・ユハ)さんによる特別講演「〈帝国〉から見た日韓関係―暴力の構造」が行われました。日本と韓国の間に横たわる四大問題(「教科書」「慰安婦」「独島・竹島」「靖国」)についての経緯からスタートして、『帝国の慰安婦』の主題のひとつである「記憶のずれと混乱」について、そして共通認識・記憶作りに向けた提案まで、具体的に分かりやすく話されました。静かな口調ながらその力強い話しに聴衆が聞き入った80分間でした。
午後は金成玟(キム・ソンミン)さんの「戦後韓国における日本論・日本人論・日本文化論の変容」と水野俊平さんの「若い世代の認識ギャップとメディアリテラシーの必要性について」の発表をが行われ、上野千鶴子さんをコーディネーターに4人で討議がが展開されました。
上野さんの的確な問題設定により、現代の日韓関係や民主主義の問題などについて各パネリストから様々な意見だ出されました。
セミナー後の著書サイン会では、硬派な本ながら売り切れ本が続出し、聴衆の関心の高まりを窺わせました。
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