日本映画は中国でどのように愛されてきたのか

2020年06月05日
日本映画は中国でどのように愛されてきたのか
福岡ユネスコ文化講演会
 

日時:2020年6月28日(日)13:15~17:00
会場:福岡市総合図書館映像ホール「シネラ」
福岡市早良区百道浜三丁目7-1
講師:劉文兵(りゅう・ぶんぺい)氏
参加費:1,000円(一般)500円(学生・留学生)
定員:50名
*コロナウイルス感染予防のため申込先着順とさせていただきます。

主催:一般財団法人 福岡ユネスコ協会
共催:福岡市総合図書館、映像ホール・シネラ実行委員会

日本と中国の関係は、国交正常化(1972年)に続き、「日中平和友好条約」が締結された1978年に至ると、蜜月期を迎えました。そして78年から中国で開催されるようになった「日本映画祭」は、文化大革命以後の空白期にあった中国に大きなインパクトを与え、70〜80年代の日本映画は中国の幅広い層から熱狂的に受け入れられました。

日本映画の影響を大きく受けた陳凱歌や張芸謀から賈樟柯、ジョン・ウー等著名な監督たち、そして日本の俳優や映画関係者にもインタビューを行い、日中の映画交流を長年研究してきた第一人者が、日本映画はどのように中国において評価されてきたのかについて語ります。

併せて、公開当時中国で社会現象となるほど大ヒットした『サンダカン八番娼館 望郷』を上映いたします。

講師プロフィール

劉文兵 (りゅう・ぶんぺい)氏
1967年中国山東省生まれ
大阪大学言語文化研究科専任教員
東京大学大学院総合研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程修了
日本学術振興会外国人特別研究員、東京大学学術研究員、早稲田大学非常勤講師等を経て現職。
著書に『映画がつなぐ中国と日本』(2018)『日中映画交流史』(2016)『中国抗日映画・ドラマの世界』(2013)『中国映画の熱狂的黄金期』(2012)『中国10億人の日本映画熱愛史』(2006)他 

当日の内容とタイムスケジュール

1.劉文兵 氏による講演(日本語):13:15~14:30  

2.映画『サンダカン八番娼館 望郷』上映:14:40~16:41頃 
(熊井啓監督、栗原小巻・田中絹代・高橋洋子出演、1974年、カラー、121分)

参加費用について

観覧料は一般1,000円、学生500円、
講演会と映画上映のセット料金です。

講演のみ、上映のみでも同じ金額となります。
※学生・留学生の方は身分証の提示が必要です。
※高齢者・障がい者割引はありません。


お申込み方法
催し名(「日本映画と中国講演会」)、氏名(参加者全員)、一般/学生の別、メールアドレスまたは連絡先FAXを明記の上、メールかFAXで申し込んでください。
メールアドレス:fuunesco2014@gmail.com
FAX:092-733-1291

主催、問い合わせ先
一般財団法人 福岡ユネスコ協会(平日10~17時)
福岡市中央区薬院2丁目4-5-702  TEL:092-715-8768
HP:https://fukuoka-unesco.or.jp


 

【終了しました】
講演会は盛会のうちに終了しました。
その際の様子をblogでご報告しています。
次のリンクからご覧ください。
「日本映画は中国でどのように愛されてきたのか」を終えて

 
【講演録ができました】
講演内容をまとめた書籍を刊行しました。
→ 『日本の映画作家と中国

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講演会・セミナー活動について

福岡ユネスコ協会は日本研究者の方々をお招きし、様々な催しを開催してきました。 その一つ一つが、内外の研究者の方々の最新の発表と活発な討議を通して世界の目からみた日本の文化、そしてこれからの日本の在り方を示唆するものと高い評価をいただいております。 福岡ユネスコ協会は今後もこうした日本研究の発表の場をつくり、日本の文化を世界に発信する架け橋でありたいと願っています。 これらの会議、セミナー、シンポジウムは一般の方々に公開しております。会議用語は原則として日本語です。 一部外国語を使用する場合にはその旨を事前にご案内し、通訳や日本語資料の参照などで補います。 皆さまのご参加をおまちしております。

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