アジア文化講演会「生きる場所、集う場所」を終えて

2022年03月24日

2020年2月から始まった新型コロナウィルスの世界的な感染拡大により、2020年度は海外からの講師をお呼びすることが難しくなり、講演会を実施することができませんでしたので、3月5日のアジア文化講演会は2年ぶりの開催となりました。

感染が継続しているために、2021年度は福岡アジア文化賞受賞者の中で国内にいらっしゃる方を講師にお招きして講演会を開催しました。特にコロナ感染により公演等の中止が余儀なくされてきた演劇等のパフォーミングアーツの分野において、1980年代からアジアの演劇人との交流や合同公演を続けて来ておられた劇作家、演出家の佐藤信さんに、コロナ後にめざすアジアとのパフォーミングアーツを通した共生についてご講演いただきました。

*記事の最後に動画配信のご案内があります(期間限定).

 

第1部:佐藤信氏講演

アジア文化講演会「生きる場所、集う場所」(佐藤信 氏)

2部構成前半の講演では、先ず、佐藤信さんが自己紹介をかねてこれまでの演劇活動を簡単に説明されました。1970年代に黒テントによる日本国内での演劇活動を続けていて、80年に最初のアジア体験であるPETA(フィリピン教育演劇協会)での演劇ワークショップに参加し、開催を通じて始まったアジアの舞台芸術関係者との交流と韓国の詩人、金芝河(キム・ジハ)を通じて知った韓国のマダン劇について紹介されました。これらの体験が演劇の社会的役割について考えるきっかけを与えてくれたそうです。

アジア文化講演会「生きる場所、集う場所」(佐藤信 氏)

続いて、1990年代にはバンコク、クアラルンプール、ジャカルタ、マニラ等の東南アジアの都市で、作曲家高橋悠治、舞踊家竹屋啓子さんたちと一緒に公演したACAW(Asian Contemporary Arts Workshop)へ参加した時の様子を話されました。この時に東南アジアにおいて日本の戦争の残した影響を実感したそうです。これをきっかけに始めた、アジアの演劇人からの手紙をパンフレットにまとめて送ることによるネットワークづくりの活動が、その後の連携に繋がっていったことなども語られました。

アジア文化講演会「生きる場所、集う場所」(佐藤信 氏)

90年代後半から2000年代は「ダンス東風」のバンコク公演やクアラルンプールのFive Arts Centerでの「トラップ(囚われ)」公演の模様が紹介されました。この時代に、シンガポールの故・郭宝崑(クオ・パオクン)、マレーシアの故・クリシェン・ジット(Krishen Jit)、香港のダニー・ユンさんら知り合った同世代の演劇人のそれぞれの仕事についての簡単な紹介がされました。

2010年の上海万博の政府館の総合演出を行ったことにより南京の昆劇院をはじめとする東アジアとのお付き合いが始まり、特にダニー・ユンさんとはこれを通じてより頻繁に交流を行うようになったそうです。
これまでのアジア交流を通じて、近代以降のアジアにおける日本が行ってきたことへの謝罪の念を込めて歴史を記憶することの重要性の問題(日本人は忘れてもアジアの人たちの間では伝え続けられているという現実)にも言及されました。

 

第2部:対談:佐藤信氏×吉本光宏氏

生きる場所、集う場所(佐藤信氏と吉本光宏氏の対談)

後半の、文化プランナーである吉本光宏さんとの対談では、吉本さんがスタッフとして参加した世田谷パブリックシアターの基本構想を作る会議で佐藤信さんと初めて出会ったことから話しを始められました。

対談の中で、お二人はともに、数人のアーティスが一緒に時間を過ごす中で意見を同じくしたり、あるいは互いが異なることを認め合うなどができるアーチスト・イン・レジデンスの重要性について語られました。

生きる場所、集う場所(佐藤信氏と吉本光宏氏の対談)

また、コロナパンデミックによって生じた問題についても議論が進みました。
佐藤さんからは、結果的に良かった点がまず指摘されました。(1)すべての活動にブレーキがかかったことで、かえって考える時間が与えられた。(2)zoomでアジアの人たちと話す頻度が増えるなど、情報通信技術の発展が新しいコミュニケーションを生み出している。
その一方で、舞台芸術では観客が舞台に与える影響が大きいため、バーチャルな環境にはどうしても置き換えられないことがあるなど、リアルな舞台との比較についても話が展開し、情報環境とパフォーミングアーツに特有の問題が深められました。

生きる場所、集う場所(吉本光宏氏)

佐藤さんが「明るい感じを持つ」と言われる未来のことについては、
– シェア
– (小さな)ネットワーク
– トランスボーダー
という3つのキーワードをあげて説明されました。

生きる場所、集う場所(佐藤信氏と吉本光宏氏の対談)

以上のように、パフォーミングアーツやアジアや未来など多様な話題についての話し合いが行われました。

今回の講演会で初めての試みとしてvimeoにより催しの内容を期間限定(2022年6月末まで)で動画配信しますので、ぜひ講演と対談の全貌を直接ご覧いただけるとありがたいです。
次のリンクからご覧ください.(*別タブで開きます)

「多文化共生を実現するために、私たちのできること」(オチャンテ・村井・ロサ・メルセデス氏講演会)を終えて

2021年12月08日

昨年度からスタートした「多文化共生とコミュニケーション」をシリーズ・テーマとするセミナーの第2回講演会が、2021年11月27日(土)に開催されました。講師は、桃山学院教育大学准教授のオチャンテ・村井・ロサ・メルセデスさんで、「多文化共生を実現するために、私たちのできること」というタイトルでお話しいただきました。

多文化共生を実現するために、私たちのできること(オチャンテ・村井・ロサ・メルセデス氏講演会)

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「『台湾』を読む」(垂水千恵氏講演会)を終えて

2021年12月04日

北九州市で行う文化講演会は、翻訳文学についてシリーズで実施しています。
今年度は台湾文学について、台湾文学者で横浜国立大学教授の垂水千恵さんがお話をされました。

『台湾』を読む」——台湾新文学からLGBTQ文学まで」というタイトルの講演は、大きく分けると次の二部構成でした。
1.「台湾新文学」について
2.「LGBTQ文学」について

「『台湾』を読む」(垂水千恵氏講演会)

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「コロナ危機以降のアジア経済」を終えて

2021年10月21日

緊急事態宣言中の9月25日(土)に、アジア経済研究の専門家二人を講師にお招きして、「コロナ危機以降のアジア経済」をテーマに講演会を開催しました。

コロナウィルス感染下のアジア経済と今後の展望

コロナ危機以降のアジア経済(末廣昭氏) (さらに…)

「蘭学の九州」(大島明秀氏講演会)を終えて

2021年09月11日

福岡県にはコロナ感染に関する緊急事態宣言が出されていましたが、講演会の会場が密にならないように参加者上限を会場定員の3分の1という厳しい条件にして、換気に留意しながらリアルな形で講演会を予定通りに開催しました。

講師である熊本県立大学文学部准教授の大島明秀さんは最初に、「蘭学」を蘭書(オランダ語で書かれた書物、オランダ語に訳された書物)や器物、オランダ人から直接入手した情報を通じて近世日本にもたらされた学術・技術と定義されました。また、蘭学の研究対象は主に①語学(オランダ語)、②医学、天文学、物理学、化学等の自然化学、③測量術、砲術、製鉄等の技術、④西洋史、世界地理、外国事情などの人文科学ということです。

『蘭学の九州』の大島明秀氏(福岡ユネスコ協会講演会)

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「日本語を伝達ツールとして見直していく」(徳永あかね氏講演会)を終えて

2021年03月22日

文化セミナーはこれまで3、4名の講師によるシンポジウム形式で行っていましたが、新型コロナウィルス感染予防の観点から講師の密状態を避けるために、シリーズテーマのもとに毎年講師一人による講演会を数年にわたって連続開催する形式としました。

今回のシリーズテーマは「多文化共生とコミュニケーション」です。
日本の人口減少が進む中、外国人に日本で働いてもらわなければ日本社会が成り立たなくなることが確実になってきており、外国人労働者の受け入れを増やすために入管法が2019年に改正されました。しかし、移民に対して厳しい政策を取っていることも含め、必ずしも日本は外国人が住み、働きたい国とは見られていない現実もあります。それでも今後、外国人をはじめ異なる文化を背景に持った人たちと日本国内で共生したコミュニティづくりがより一層求められていくことは間違いありません。

日本語を伝達ツールとして見直していく(徳永あかね氏講演会)
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「七つの文学作品で読む韓国社会の過去と現在」(きむ ふな氏講演会)を終えて

2020年12月07日

「七つの文学作品で読む韓国社会の過去と現在」(きむ ふな氏講演会)

コロナ禍で会場内が密になることを避けるために、今回は天井が高く広い空間がある北九州市立文学館に会場を変更して講演会を実施しました。
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「琉球沖縄史を見る眼 〜なぜ『茶と琉球人』を書いたのか?」を終えて

2020年08月21日

講師である琉球大学国際地域創造学部准教授の武井弘一さんは講演の初めに、沖縄で唯一の日本近世史研究者であると自己紹介されました。それでは、武井さんが『茶と琉球人』(2018、岩波新書)という琉球史の本をなぜ書くようになったのか。

武井弘一氏(「琉球沖縄史を見る眼 〜なぜ『茶と琉球人』を書いたのか?」より)
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「日本映画は中国でどのように愛されてきたのか」を終えて

2020年07月16日

中国と日本の映画交流について長年研究しておられる劉文兵氏(大阪大学言語文化研究科専任教員)を講師に迎えて、「日本映画は中国でどのように愛されたか」というテーマで講演していただきました。その後、講演で説明された当時のヒット作品『サンダカン八番娼館 望郷』(熊井啓監督、1974年)を観客の皆さんに見ていただきました。

劉文兵氏「日本映画は中国でどのように愛されてきたのか」(福岡ユネスコ協会)

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「魯迅―松本清張―莫言 ミステリー / メタミステリーの系譜」を終えて

2020年02月07日

「魯迅―松本清張―莫言 ミステリー / メタミステリーの系譜」(藤井省三 氏)

中国文学者で翻訳家の藤井省三氏を講師に迎えて、ノーベル文学賞を受賞して世界的にも知られる現代文学者、莫言(モーイエン)の作品『酒国』(1993年)に影響を与えた作品の系譜を探るテーマで講演していただきました。莫言氏は張芸謀により映画化された『赤い高粱』の原作者であり、2006年に福岡アジア文化賞大賞を受賞したことにより福岡でもよく知られた文学者です。

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「対外関係から見た中国」を終えて

2019年12月10日

今年のアジア文化講演会「対外関係から見た中国」には、6人の研究者の方に講師として出席いただきました。

外から見た中国へのアプローチ

最初にコーディネーターの毛里和子先生(第21回福岡アジア文化賞学術研究賞受賞者)が、「「外から見た中国」にどうアプローチするか?」と題して、総括的な問題提起をされました。

毛里和子氏(福岡ユネスコアジア文化講演会)
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「「平成」とはどんな時代だったのか」を終えて

2019年11月19日

終って間もない「平成」時代を改めて見つめ直してみようということで開催したセミナー 「平成」とはどんな時代だったのか では、コーディネーターの思想史家・片山杜秀氏、詩人で社会学者の水無田気流氏、批評家でメディア研究者の酒井信氏に、それぞれ違った角度から平成を語っていただきました。

「平成」とはどんな時代だったのか(福岡ユネスコ文化セミナー)
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「北欧諸国はなぜ幸福なのか」を終えて

2019年08月21日

スウェーデンを中心とした北欧諸国の研究者、鈴木賢志さん(明治大学国際日本学部教授)による講演「北欧諸国はなぜ幸福なのか」は、欧米とはいっても日本でよく報道されるアメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなどとは違って、あまり知られていない北欧の人々の生き方や考え方を知ることができる貴重な機会となりました。

北欧諸国はなぜ幸福なのか(鈴木賢志氏)

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「人口減少社会 ― その可能性を考える」を終えて

2019年04月09日

日本の将来に大きな影響を与える「人口減少」という問題について考える福岡ユネスコ文化セミナーは、盛況のうちに終了しました。

人口減少社会 ― その可能性を考える(福岡ユネスコ協会)藻谷浩介氏

コーディネーターの藻谷浩介さん(日本総合研究所主席研究員)による基調講演「日本そして東アジアの人口成熟~全体像と経済への影響」では、人口が減少することよりも人口成熟、つまり生産年齢人口の減少と高齢者の急増が重要な問題だとの指摘がなされました。この問題を聴衆が聞きながら考えていけるように、クイズ形式の質問をはさみ込むなど工夫を凝らしながらの80分強の基調講演でした。

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「19世紀ロシア文学とその翻訳」を終えて

2019年02月25日

日本で最初にロシア文学が翻訳されたのはプーシキンの『大尉の娘』(1836)で、高須治助が『露国奇聞 花心蝶思録』というタイトルで翻訳して1883年に出版されました。漢文による翻訳で主人公ピョートル・グリニョフの名もジョン・スミスという英語風の名前にし、内容も短くしたり加えたりと原文に忠実な翻訳ではなかったそうです。このように明治時代のロシア文学が日本に紹介される過程がわかりやすく紹介されました。

「19世紀ロシア文学とその翻訳」講演会の沼野氏

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福岡ユネスコ・アジア文化講演会「アオザイ」を終えて

2018年12月01日

福岡ユネスコ・アジア文化講演会の講師を務めていただいたベトナムの代表的なファッションデザイナー、ミン・ハンさんによる「アオザイ―その伝統的価値と現代生活への影響力―」というテーマの講演会は、たいへん華やかなものになりました。

福岡ユネスコ・アジア文化講演会「アオザイ 〜その伝統的価値と現代生活への影響力」(2018年)
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アジアと出会う旅 ―ボクシング資料が切り拓く日本・フィリピン関係史を終えて

2018年10月25日

乗松優氏 アジアと出会う旅 ―ボクシング資料が切り拓く日本・フィリピン関係史

九州大学大学院の修士及び博士課程で研究してきた乗松 優氏は、自らボクシング界に身を置いた経験とともに日本とフィリピンの関係を知るうえでボクシングというスポーツが果たした役割の大きさに驚き、両国のボクシングに関する資料をコツコツと探し集めた経緯を中心に、1950年代のボクシングの試合の映像も見せながら話をされました。
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「日本(イルボン)発韓国映画の魅力を探る」を終えて

2018年08月09日

日本映画研究家で韓国・東国大学映画映像学部教授のチョン・スワンさんを講師に迎えて、福岡ユネスコ文化講演会「日本(イルボン)発韓国映画の魅力を探る」を8月4日(土)に開催しました。「日本の漫画・映画を元にした韓国映画から見た韓・日文化比較」とサブタイトルにあるように、両国映画の比較を流暢な日本語で行っていただきました。

チョン・スワン氏「日本(イルボン)発韓国映画の魅力を探る」より
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「アメリカをもっと深く知ってみる―なぜトランプが出てきたのか?」を終えて

2018年04月20日

2016年のアメリカ大統領選挙で、なぜビジネスマンのドナルド・トランプ氏が共和党において多くの候補者が林立する中で予備選を勝ち抜き指名を獲得し、また大方の予想を覆して、民主党のヒラリー・クリントン氏を破って大統領になることができたのか。誰も予想しななかったトランプ大統領の誕生を、国内の製造業が衰退し、金融業が大きな利益を得ながら所得格差が拡大してきたアメリカ経済の動きや社会の変化から探っていこうというセミナー「アメリカをもっと深く知ってみる ―なぜトランプが出てきたのか?― 」が終了しました。

福岡ユネスコ文化セミナー アメリカをもっと深く知ってみる
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「香港におけるアヴァンギャルド文化とその未来」を終えて

2018年01月31日

ダニー・ユン氏 香港におけるアヴァンギャルド文化とその未来

舞台演出家、映像作家、デザイナー、漫画家とマルチな才能を発揮して、1980年代から香港の実験的芸術のパイオニアとして文化活動をリードしてきたダニー・ユン(榮念曾)氏を講師に迎えて「アジア文化講演会」を2018年1月20日に開催しました。
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「文学の国フランスへのお誘い」を終えて

2017年12月04日

フランス文学者、野崎歓さんの講演会は好評のうちに終了しました。

野崎歓氏の講演会「文学の国フランスへのお誘い」

毎年、北九州市でも開催している福岡ユネスコ文化講演会。今年はフランス文学者、野崎歓さんを講師にお招きして、「文学の国フランスへのお誘い」をテーマに11月23日(勤労感謝の日)にコワーキングスペース秘密基地で開催しました。
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「英国のいま、そして日本は?」を終えて

2017年08月24日

ブレイディみかこ氏(福岡ユネスコ講演会「英国のいま、そして日本は?」)

英国在住で『ヨーロッパ・コーリング』等の著者ブレイディみかこさんの講演会を開催しました。
講演はほとんどお断りされていたそうですが故郷の福岡であればということで、満席140人の聴衆の前で「英国のいま、そして日本は?」というテーマで約80分お話をされました。
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「言葉でアジアを描く―現代文学とアジア」を終えて

2017年08月24日

川村湊氏(福岡ユネスコ文化講演会「言葉でアジアを描く―現代文学とアジア」)

「言葉でアジアを描く―現代文学とアジア」のテーマで文芸評論家の川村湊(かわむら・みなと)さんが講演をされました。
戦後書かれた日本語による文学、特に小説について、
1.思い出・郷愁としてのアジア
2.アジアの戦争
3.物語アジア
4.経済成長と歪み
5.越境するアジア
の5つのサブテーマに分けて話しをされました。

また、竹山道雄『ビルマの竪琴』、角田光代『ツリーハウス』、日野啓三『台風の目』、東山彰良『流』などの作品を分析しながら戦後文学とアジアの関係について詳しく語られました。
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「外国文学を読む。訳す。~柴田元幸氏による講演と朗読の夕べ~」を終えて

2017年04月06日

北九州市で3月20日に福岡ユネスコ文化講演会として翻訳家、柴田元幸氏(東京大学文学部特任教授)の講演会を開催しました。

外国文学を読む。訳す。~柴田元幸氏による講演と朗読の夕べ~
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「メディアは、いま機能しているのか?」を終えて

2017年02月04日

メディアは、いま機能しているのか?(2017)

福岡ユネスコ文化セミナー「メディアは、いま機能しているのか?-ジャーナリズムの再生をめざしてー」が1月29日に終了しました。
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「インドから見たアジアの未来」を終えて

2016年12月20日

「インドから見たアジアの未来」アシシュ・ナンディ氏

インドの社会・文明評論家で、2007年の福岡アジア文化賞大賞を受賞されたアシシュ・ナンディ氏を講師として、福岡ユネスコ・アジア文化講演会「インドから見たアジアの未来」が2016年12月11日に開催されました。

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「国境(ボーダー)が持つ可能性―日本と隣国の最前線を見る」を終えて

2016年08月15日

8月6日に、日本の国境(ボーダー)研究の第一人者、岩下明裕氏を講師に、福岡ユネスコ研究講演会「国境が持つ可能性 ― 日本と隣国の最前線を見る」を開催しました。

日本の敗戦以降の北方領土問題(この言葉自体が日本側の四島一括返還論をアピールするために人為的に作られた呼称)の歴史的経過や問題点、元島民の方々の意見発表など、九州では接する機会が少ないテーマを写真や映像を豊富に使って、わかりやすく説明されました。

岩下明裕氏
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『ヘヴンズ ストーリー』のその先へ を終えて

2016年07月05日

今年度最初の催し「『ヘヴンズ ストーリー』のその先へ」では、瀬々敬久(ぜぜ・たかひさ)監督の大作『ヘヴンズ ストーリー』(2010年、278分)の上映及び監督と関一敏さん(九州大学名誉教授)の対談を行いました。

『ヘヴンズ ストーリー』の上映は福岡では封切時以来となり、4時間38分の長編ながら、これまで観ることのできなかった方たちがたくさん来場されました。福岡市総合図書館・シネラという、福岡市内でフィルム上映ができる数少ない映像専門ホールでの開催であったため、映画の持つ力を堪能してもらえました。

「『ヘヴンズ ストーリー』のその先へ」瀬々敬久監督
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日韓メモリー・ウォーズ ―日本人は何を知らないか― を終えて

2016年04月01日

3月19日(土)に国際文化セミナー「日韓メモリー・ウォーズ ―日本人は何を知らないか―」を開催いたしました。

朴裕河(パク・ユハ)さん

午前中は『帝国の慰安婦』の著者、朴裕河(パク・ユハ)さんによる特別講演「〈帝国〉から見た日韓関係―暴力の構造」が行われました。日本と韓国の間に横たわる四大問題(「教科書」「慰安婦」「独島・竹島」「靖国」)についての経緯からスタートして、『帝国の慰安婦』の主題のひとつである「記憶のずれと混乱」について、そして共通認識・記憶作りに向けた提案まで、具体的に分かりやすく話されました。静かな口調ながらその力強い話しに聴衆が聞き入った80分間でした。
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福岡ユネスコ文化講演会&トークショー「東山彰良の小説世界」を終えて

2016年03月03日

小説『流』により、2015年上半期の直木賞を受賞された作家・東山彰良さんを迎えて、福岡ユネスコ文化講演会&トークショーを2月24日に北九州市戸畑区で開催しました。

福岡ユネスコ文化講演会&トークショー「東山彰良の小説世界」
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