「ラテンアメリカ文学の魔力」(寺尾隆吉氏講演会)を終えて
「文学の街」北九州市で開催する翻訳文学についての第7回目の講演会は、ラテンアメリカ文学についての講演となりました。講師は2000年代後半から中南米の様々な作家の作品を精力的に翻訳しておられる寺尾隆吉さん(早稲田大学社会科学総合学術院教授)にお願いしました。
ラテンアメリカ文学は1960年代から世界的にブームとなり、60年以降5人の中南米の作家がノーベル文学賞を受賞していますが、寺尾さんは講演のテーマを「 ラテンアメリカ文学の魔力 ——ガルシア・マルケスとバルガス・ジョサを中心に」として、ノーベル賞を受賞した著名な二人の作家の歩みを中心に、同時代の他の作家の仕事にも触れながらお話をされました。