鷗外のドイツ滞在に学ぶ

2007年11月09日

「創立60周年記念文化講演会」(開催地:北九州)のご報告(共催:北九州市)

2007年11月9日、“鷗外のドイツ滞在に学ぶ”をテーマに、北九州市立松本清張記念館にて開催しました。

九州大学名誉教授 清水孝純氏による鷗外の独逸留学についてのご講演でした。
鷗外はどのような思いで留学したのか、ドイツでの留学生活で何を得ようとしたのか…
『独逸日記』を中心として、?外を取り巻くさまざまなエピソードをまじえながら、当時の留学の意義をお話くださいました。
このご講演内容は次回刊行する会誌『FUKUOKA UNESCO』44号に特集記事として掲載いたします。

鴎外のドイツ滞在に学ぶ

〈講師紹介〉 清水孝純 氏 
1930年東京生まれ。東京大学大学院比較文学比較文化博士課程を修了後、日本大学講師を経て、九州大学教養部助教授、同教授。1992年九州大学退職後、福岡大学教授。2000年同大学を定年退職。現在、九州大学名誉教授。
専攻は日本近代文学研究を核とした日本と西洋との比較研究。
小林秀雄研究から、夏目漱石研究を経て、ドストエフスキイの研究に進む。
『ドストエフスキイ・ノート』で第一回池田健太郎賞、『笑いのユートピア―「吾輩は猫である」の世界』で第11回やまなし文学賞を受賞。
森鷗外については『小倉日記』『独逸日記』を中心に研究を進めている。

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講演会・セミナー活動について

福岡ユネスコ協会は日本研究者の方々をお招きし、様々な催しを開催してきました。 その一つ一つが、内外の研究者の方々の最新の発表と活発な討議を通して世界の目からみた日本の文化、そしてこれからの日本の在り方を示唆するものと高い評価をいただいております。 福岡ユネスコ協会は今後もこうした日本研究の発表の場をつくり、日本の文化を世界に発信する架け橋でありたいと願っています。 これらの会議、セミナー、シンポジウムは一般の方々に公開しております。会議用語は原則として日本語です。 一部外国語を使用する場合にはその旨を事前にご案内し、通訳や日本語資料の参照などで補います。 皆さまのご参加をおまちしております。

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