ホセ・リサール、歴史家からみた真実の顔

2024年12月25日
ホセ・リサール、歴史家からみた真実の顔
福岡ユネスコ・アジア文化講演会
日時:2025年2月1日(土)13:30 ~ 18:30 (開場13:00)
会場:福岡市総合図書館映像ホール・シネラ
福岡市早良区百道浜3丁目
講師:アンベス・R・オカンポ氏 / 鈴木勉氏
参加費:一般 1,000円 / 学生・留学生 500円
主催:一般財団法人 福岡ユネスコ協会
共催:福岡市教育委員会、福岡市総合図書館映像ホール・シネラ実行委員会
協力:福岡アジア文化賞委員会
19世紀末にフィリピンを離れて欧州に留学し、医学や哲学を学んでいた青年ホセ・リサールがスペイン語で出版した小説『ノリ・メ・タンヘレ(我に触れるな)』は、16世紀以来故国を統治していたスペインによる圧政を克明に描き出しました。
スペインから独立するための教育の必要性を訴えていたリサールは、革命の機運が高まる中で、過激な運動にかかわった罪でスペイン総督に逮捕され、35歳の若さで銃殺されます。
国民的英雄の実像を、リサール研究の第一人者が語ります。

講師プロフィール

アンベス・R・オカンポ(Ambeth R. OCAMPO)氏
歴史学者、2016年福岡アジア文化賞学術研究賞受賞者
1961年フィリピン・マニラ生まれ。 デ・ラ・サール大学でフィリピン学の修士号を取得。歴史家、文化行政官、ジャーナリスト、作家、キュレーターなど広範な分野で活動する知識人。新聞に掲載したコラムをまとめた『Looking Back(過去を振り返る)』、ホセ・リサールの生涯と作品に焦点を当てた『Rizal Without the Overcoat(外套を脱いだリサール)』等フィリピンの歴史や芸術についての著作を数多く出版している。

鈴木 勉(すずき・べん)氏
国際交流基金マニラ日本文化センター所長、フィリピン映画研究者
1963年生まれ。早稲田大学卒業後、国際交流基金で国際文化交流、特に東南アジアとの交流に長年取り組む。フィリピン、タイ、インドネシアに通算15年間駐在する。特に芸術交流や文化協力で多くの経験がある。著書に『フィリピンのアートと国際文化交流』(2012)、「インディペンデント映画の逆襲——フィリピン映画と自画像の構築』(2020)

 

当日の予定

13:40 映画上映『ホセ・リサール』
マリルー・ディアス=アパヤ監督作品、1998年、178分 福岡市総合図書館所蔵
*本作品の監督ディアス=アパヤ氏も2001年の福岡アジア文化賞芸術・文化賞受賞者です.

16:55 アンベス・R・オカンポ氏による講演(45分、同時通訳)
素顔のホセ・リサールについて、映画で描かれたリサールとの差異なども含めてお話しいただきます.

17:45 アンベス・R・オカンポ氏と鈴木勉氏による対談(45分、同時通訳)

 
お申込み方法
催し名(「ホセ・リサール」)、氏名(参加者全員)、一般/学生の別、メールアドレスまたは連絡先FAXを明記の上、メールかFAXで申し込んでください。
メールアドレス:fuunesco2014@gmail.com
FAX:092-733-1291

 
主催、問い合わせ先
一般財団法人 福岡ユネスコ協会
福岡市中央区薬院2丁目4-5-702
TEL:092-715-8768(平日10~17時)
HP:http://fukuoka-unesco.or.jp

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講演会・セミナー活動について

福岡ユネスコ協会は日本研究者の方々をお招きし、様々な催しを開催してきました。 その一つ一つが、内外の研究者の方々の最新の発表と活発な討議を通して世界の目からみた日本の文化、そしてこれからの日本の在り方を示唆するものと高い評価をいただいております。 福岡ユネスコ協会は今後もこうした日本研究の発表の場をつくり、日本の文化を世界に発信する架け橋でありたいと願っています。 これらの会議、セミナー、シンポジウムは一般の方々に公開しております。会議用語は原則として日本語です。 一部外国語を使用する場合にはその旨を事前にご案内し、通訳や日本語資料の参照などで補います。 皆さまのご参加をおまちしております。

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