終戦を再考する

2025年06月04日
終戦を再考する(福岡ユネスコ文化セミナー)
福岡ユネスコ文化セミナー
 
日時:2025年7月5日(土)13:30 ~ 16:30 (開場13:00)
会場:電気ビル共創館3FカンファレンスA
福岡市中央区渡辺通2丁目
講師:佐藤卓己氏(上智大学文学部新聞学科教授)
麻田雅文氏(成城大学法学部法律学科教授)
参加費:一般・事前申込:1,000円(当日1200円)
学生・留学生 500円(事前・当日とも)
主催:一般財団法人 福岡ユネスコ協会
日本では天皇による「終戦の詔書」がラジオで伝えられた8月15日を「終戦の日」として、毎年戦没者を追悼する式典が開催されています。しかし、国際的には米戦艦ミズーリ号での降伏文書調印式が行われた9月2日を終戦日とするのが一般的です(中国・ロシアはその翌日の9月3日)。
それでは、どうして8月15日を日本では「終戦の日」として戦後長く受け継ぐようになったのでしょうか。また、8月8日にソ連が宣戦布告をして始まった「日ソ戦争」のように8月15日を過ぎても激しく戦闘が続いていた戦争は、どのように日本人に記憶され、伝えられてきたのでしょうか。
戦後80年となる今、改めて「終戦」について考えてみます。

講師プロフィール

佐藤卓己(さとう・たくみ)氏
上智大学文学部新聞学科教授
1960年広島県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程指導認定退学。
東京大学新聞研究所助手、同志社大学文学部助教授、京都大学大学院教育学研究科教授等を経て現職。専門はメディア史、大衆文化論
主な著書に『キング」の時代——国民大衆雑誌の公共性』2002、サントリー学芸賞受賞)『八月十五日の神話——終戦記念日のメディア学』2005)『ファシスト的公共性——総力戦体制のメディア学』2018、毎日出版文化賞受賞)『あいまいさに耐える——ネガティブ・リテラシーのすすめ』2024)

麻田 雅文(あさだ・まさふみ)氏
成城大学法学部法律学科教授
1980年東京都生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得後退学。
日本学術振興会特別研究員、米ジョージ・ワシントン大学客員研究員、岩手大学人文社会科学部准教授等を経て現職。専門は近現代の日中露関係史
著書に『満蒙——日露中の「最前線」2014)『シベリア出兵——近代日本の忘れられた七年戦争』2016)『日露近代史——戦争と平和の百年』2018)『日ソ戦争——帝国日本最後の戦い』2024、司馬遼太郎賞受賞、読売・吉野作造賞受賞)


お申込み方法
催し名(「終戦を再考する」)、氏名(参加者全員)、一般/学生の別、メールアドレスまたは連絡先FAXを明記の上、メールかFAXで申し込んでください。
メールアドレス:fuunesco2014@gmail.com
FAX:092-733-1291

主催、問い合わせ先
一般財団法人 福岡ユネスコ協会
福岡市中央区薬院2丁目4-5-702
TEL:092-715-8768(平日10~17時)
HP:http://fukuoka-unesco.or.jp

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講演会・セミナー活動について

福岡ユネスコ協会は日本研究者の方々をお招きし、様々な催しを開催してきました。 その一つ一つが、内外の研究者の方々の最新の発表と活発な討議を通して世界の目からみた日本の文化、そしてこれからの日本の在り方を示唆するものと高い評価をいただいております。 福岡ユネスコ協会は今後もこうした日本研究の発表の場をつくり、日本の文化を世界に発信する架け橋でありたいと願っています。 これらの会議、セミナー、シンポジウムは一般の方々に公開しております。会議用語は原則として日本語です。 一部外国語を使用する場合にはその旨を事前にご案内し、通訳や日本語資料の参照などで補います。 皆さまのご参加をおまちしております。

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