本の未来を拓く

2025年01月30日
福岡ユネスコ文化セミナー
日時:2025年3月1日(土)13:30 ~ 16:40 (開場13:00)
会場:電気ビル共創館3FカンファレンスA会議室
福岡市中央区渡辺通2丁目
講師:永江 朗 氏 フリーライター
三島 邦弘 氏 ミシマ社代表
大井 実 氏 ブックスキューブリック店主
参加費:一般・事前申込 1000円(当日1200円)
学生・留学生 500円(事前・当日とも)
主催:一般財団法人 福岡ユネスコ協会
本と人とが出会う書店が街から消え続けています。インターネット書店の展開など販売方法の多様化もあり、既に日本の3割近くの自治体には書店がありません。
15世紀にグーテンベルクが発明した活版印刷により出版の大量生産が可能となり、本は文化・芸術から科学技術、日常生活までの幅広い情報を伝達する媒体として現在まで大きな役割を果たしてきました。しかし、21世紀になり、電子書籍が登場するなど本の形態も変化しつつあります。
作家や編集者、装丁者など多くの人の思いが詰まった本は、今後どのようにして読者と繋がっていくのでしょうか。本の現在と未来を多面的に語り合います。

講師プロフィール

永江 朗(ながえ・あきら)氏 フリーライター
1958年北海道生まれ。法政大学卒業後1981年~88年、美術書の輸入販売会社に勤務。85年ごろから書評や書店ルポを書く。89年~93年、「宝島」「別冊宝島」編集部。2007年~23年、出版文化産業振興財団読書アドバイザー養成講座の監修および専任講師。早稲田大学文学学術院客員教授、教授を歴任。現在、「毎日新聞」「週刊エコノミスト」などに書評や出版業界に関するコラムを定期的に寄稿。
主な著書に『インタビュー術!』『四苦八苦の哲学』『小さな出版社のつづけ方』『本の現場:本はどう生まれ、だれに読まれているか』『「本が売れない」というけれど』『誰がタブーをつくるのか?』、近著に『ときどき、京都人。』

三島 邦弘(みしま・くにひろ)氏 ミシマ社代表
1975年京都生まれ。京都大学卒業後1999年に出版社に入社。2006年10月単身、「ちいさな総合出版社」ミシマ社を東京・自由が丘に設立。2011年からは京都にもオフィスを構えて二拠点体制で活動中。小部数からヒット作まで、ノージャンルで、「書店への直取引」で展開している。最大のヒット作は、益田ミリ著『今日の人生』(10万部)。
著書に『計画と無計画のあいだ』『パルプ・ノンフィクション』『ここだけのごあいさつ』など。

大井 実(おおい・みのる)氏 ブックスキューブリック店主
1961年福岡市生まれ。同志社大学文学部卒業。東京、大阪、イタリアなどで、イベントや現代美術展などの企画・制作に携わった後、2001年、新刊書店ブックスキューブリックけやき通り店を開業。06年、全国のブックイベントの先駆けとなった「ブックオカ」を有志と立ち上げ、実行委員長を務める。08年に、カフェとギャラリーを併設する箱崎店をオープンし、トークイベントや展覧会を開催しながら、本を媒介に町と人をつなぐコミュニティづくりへと活動の枠を広げている。
著書に『ローカルブックストアである』。現在、西日本新聞の書評欄「カリスマ書店員の激オシ本」で、月1回書籍の紹介を行っている。


お申込み方法
催し名(「本の未来を拓く」)、氏名(参加者全員)、一般/学生の別、メールアドレスまたは連絡先FAXを明記の上、メールかFAXで申し込んでください。
メールアドレス:fuunesco2014@gmail.com
FAX:092-733-1291

主催、問い合わせ先
一般財団法人 福岡ユネスコ協会
福岡市中央区薬院2丁目4-5-702
TEL:092-715-8768(平日10~17時)
HP:http://fukuoka-unesco.or.jp

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講演会・セミナー活動について

福岡ユネスコ協会は日本研究者の方々をお招きし、様々な催しを開催してきました。 その一つ一つが、内外の研究者の方々の最新の発表と活発な討議を通して世界の目からみた日本の文化、そしてこれからの日本の在り方を示唆するものと高い評価をいただいております。 福岡ユネスコ協会は今後もこうした日本研究の発表の場をつくり、日本の文化を世界に発信する架け橋でありたいと願っています。 これらの会議、セミナー、シンポジウムは一般の方々に公開しております。会議用語は原則として日本語です。 一部外国語を使用する場合にはその旨を事前にご案内し、通訳や日本語資料の参照などで補います。 皆さまのご参加をおまちしております。

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