大陸と日本人 なぜ彼らは海を渡ったのか
講師:有馬 学氏 九州大学名誉教授 福岡市博物館総館長
第1回 5月27日(金)天神ビル11階会議室(福岡市中央区天神2丁目)
第2回 6月24日(金)[変更]エルガーラホール7階(中央区天神1丁目)
第3回 7月29日(金)電気ビル会議室(福岡市中央区渡辺通2丁目)
第4回 8月12日(金)電気ビル会議室(福岡市中央区渡辺通2丁目)
第5回 9月 9日 (金)電気ビル会議室(福岡市中央区渡辺通2丁目)
* 開催時間はいずれの回も16時から18時です.
参加費(1回):一般 1,000円 / 学生・留学生 500円
定員:60名程度(コロナ対策のため会場定員の2分の1です)
*定員になり次第締め切らせていただきます
主催:一般財団法人 福岡ユネスコ協会
とりわけ、何らかの「志」を抱えて出立した人たちの足跡はかなり知られている。
というと、まず思い浮かべるのは「右翼」とか「大陸浪人」と呼ばれる一群であろう。
しかし、一方で「左翼」の人たちも少なからず大陸へ渡っていったのである。
彼らはなぜ海を越えたのか、その先にはどんな事態が待ち受けていたのか——。
歴史に埋もれた群像にも光を当てながら、近代における「アジアと日本」を解読する。
連続講座「大陸と日本人」概要
第1回(5月27 日)「大陸とは何か」
満洲とはどのような場所だったのか、
いわゆる「満蒙問題」はどのように作られたのかについて考える。
【主要人物】 衛藤瀋吉、内田良平、末永節、大内暢三
第2回(6月24 日)「浅原健三と満洲人脈」
1920 年の八幡製鉄所大争議を指導した浅原健三は、3 度目の当選を目指した1932年の衆議院選挙に敗れた後、運動の表面から姿を消す。再び政治の舞台に現れたとき、何と石原莞爾の幕僚になっていた。浅原動向を通して満洲国協和会という存在を考える。
【主要人物】 浅原健三、石原莞爾、片倉衷、十河信二
第3回(7月29 日)「福岡の社会運動家と満洲」
満洲に渡った左翼社会運動家は、浅原健三だけではない。著名ではないが多くの人々が満洲に渡っている。
また福岡の社会運動家ではないが、中野正剛の東方会に所属した農民運動の活動家も興味深い。
【主要人物】 吉塚謙吉、愛甲勝也、牛島春子、木村武雄、淡谷悠蔵
第4回(8月12日)「満鉄調査部とは何か」
満鉄調査部は転向左翼の再就職先であった。左翼前歴者は満洲経営の国策会社において、どのように有能だっただろうか。
【主要人物】 石堂清倫、和田耕作、具島兼三郞
第5回(9月9日)「引揚・抑留――大陸活動の店じまい」
敗戦後、大陸にいた日本人が引き揚げるまでには相応の時間を要した。
その時間は、彼ら日本人の活動と居住地域に左右された。それぞれの地域で敗戦から帰国までの活動を見る。
【主要人物】 泉靖一、石堂清倫
講師プロフィール
有馬 学(ありま・まなぶ)氏
九州大学名誉教授 福岡市博物館総館長
1945年北京生まれ。専門は日本近代史。
東京大学大学院博士課程満期退学。九州大学文学部助教授・教授、大学院教授を経 て2009年3月に退職。主な著書に『日本の近代4「国際化」の中の帝国日本』『日本の歴史23 帝国の昭和』『日中戦争期における社会運動の転換——農民運動家・田辺納の談話と史料』『山本作兵衛と日本の近代』 (共著) 『福岡県の近現代』(共著)
お申込み方法
– 催し名(「大陸と日本人」、第○回分」)
– 氏名(参加者全員)、一般/学生の別
– メールアドレスまたは連絡先FAX
以上を明記の上、次の申し込み先までメールかFAXで申し込んでください。
回ごとに申込みをお願いいたします。
申込み先
メールアドレス:fuunesco2014@gmail.com
FAX:092-733-1291
主催、問い合わせ先
一般財団法人 福岡ユネスコ協会(平日10~17時)
福岡市中央区薬院2丁目4-5-702 TEL:092-715-8768 / FAX:092-733-1291
HP:https://fukuoka-unesco.or.jp
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【終了しました】
講演会は盛会のうちに終了しました。
その際の様子をblogでご報告しています。
次のリンクからご覧ください。
→ 「大陸と日本人」(有馬学氏連続講演会)を終えて
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- 21世紀中国の文化構想 —和合学がめざすもの—
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- 文化講演と討議
- 1967〜2005年に行なった催し・セミナー等
- 第一回 九州国際文化会議