蘭学の九州

2021年07月21日
蘭学の九州(大島明秀)
福岡ユネスコ講演会
日時:2021年8月28日(土)13:30~16:00(開場13:00)
会場:電気ビル本館地下 8号会議室
福岡市中央区渡辺通2丁目
講師:大島明秀氏(熊本県立大学文学部准教授)
参加費:一般 1,000円(当日1,200円)
学生・留学生 500円(事前・当日とも)
定員:60名*感染予防を考慮した定員設定になっています.*定員になり次第締め切らせていただきます.
主催:一般財団法人 福岡ユネスコ協会
江戸時代にオランダを通じて日本に入った学問、蘭学は一般には杉田玄白等の『解体新書』(1774年)から始まるように思われていますが、実はそれより1世紀くらい前から長崎・出島で勤務する阿蘭陀通詞(おらんだつうじ/オランダ語の通訳者)を中心に始まっていたのでした.

通詞の本木良意(1628-97)はドイツの人体解剖図のオランダ語訳本を翻訳して『和蘭全身内外分合図』を著わしました(1682).コペルニクスの地動説を翻訳したのも通詞本木良永でした.このように、杉田玄白と大槻玄沢が著わし、明治になって福沢諭吉等により刊行された『蘭学事始』によって印象づけられた蘭学像とはかなり違っていたようです.

そして、蘭学は最先端地の長崎だけではなく、福岡、佐賀、武雄、平戸、中津、薩摩といった九州諸藩でも、蘭書購入、種痘導入、辞書編纂などが行われました.江戸や上方とは異なる展開が繰り広げられた九州の蘭学を、本分野における第一人者が語ります.


 

講師プロフィール

大島明秀氏(おおしま・あきひで)氏
1975年生まれ、歴史学者
九州大学大学院比較社会文化学府国際文化専攻 博士課程修了
熊本県立大学講師を経て現職.
著書に『「鎖国」という言説―ケンペル著・志筑忠雄訳『鎖国論』の受容史―』、『細川侯五代逸話集 ―幽斎・忠興・忠利・光尚・綱利―』、『九州という思想』(編著)、『資料・九州の種痘』(共著)、『近世日本の国際関係と言説』(共著)『蘭学のフロンティア―志筑忠雄の世界』(共著)他

お申込み方法
催し名(「蘭学の九州」)、氏名(参加者全員)、一般/学生の別、メールアドレスまたは連絡先FAXを明記の上、メールかFAXで申し込んでください。
メールアドレス:fuunesco2014@gmail.com
FAX:092-733-1291

主催、問い合わせ先
一般財団法人 福岡ユネスコ協会(平日10~17時)
福岡市中央区薬院2丁目4-5-702  TEL:092-715-8768
HP:http://fukuoka-unesco.or.jp

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講演会・セミナー活動について

福岡ユネスコ協会は日本研究者の方々をお招きし、様々な催しを開催してきました。 その一つ一つが、内外の研究者の方々の最新の発表と活発な討議を通して世界の目からみた日本の文化、そしてこれからの日本の在り方を示唆するものと高い評価をいただいております。 福岡ユネスコ協会は今後もこうした日本研究の発表の場をつくり、日本の文化を世界に発信する架け橋でありたいと願っています。 これらの会議、セミナー、シンポジウムは一般の方々に公開しております。会議用語は原則として日本語です。 一部外国語を使用する場合にはその旨を事前にご案内し、通訳や日本語資料の参照などで補います。 皆さまのご参加をおまちしております。

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